BLOG — 2022S
都市に忍ぶBDU Part.2
投稿者 : 白水健寛 on
そんな数ある都市型迷彩の中でも一際異彩を放っているのが、もはや複雑な迷彩パターンさえ必要としない漆黒のBDUです。 Public Domain 通称ブラックBDUの主な目的には「夜間作戦用」、「対象へのショックエフェクト」など諸説ありますが、各軍ではSRT(Special Reaction Team)、警察や法執行機関ではSWATなどの特殊部隊で一部採用されています。そんなブラックBDUをよりタウンユースにアップデートしたのが【22S-PBDU-BLK】です。 リップストップシェルをボタンダウンシャツなどでお馴染みのオックスフォードコットンに置き換え、さらにウォッシュ加工を施すことで無骨な印象を軽減させるとともにシャツやカットソーといったデイリーウェアとの親和性を向上させました。DIYで簡単に補修できるシンプルさを前提に開発されたオリジナル同様、フロントの各ポケットにはボタン式のフラップを備え、強度を求められる肘部分にもダブルエルボーを採用しています。 一方、オリジナルでもあまり使われることがなかったと伝えられる背面のサイズ調整用アジャスターはあえて排除し、カバーオールやシャツジャケット感覚で使えるよう簡素化を図りました。都市生活者に向け、より現代的に進化したフェローズ流BDUをぜひお試しください。22S-PBDU-BLKPrice: 29,480yenSize: S, M, L, XL, XXLMaterial: Cotton 100%Color: Black
都市に忍ぶBDU Part.1
投稿者 : 白水健寛 on
お久しぶりです。フェローズストアの中の人です。今回は今シーズンのライトアウターの中から黒いファティーグジャケット【22S-PBDU-BLK】をフィーチャーします。 BDUことバトルドレスユニフォームは、1980年代初頭から2000年代半ばにかけてアメリカ全軍で採用された戦闘作業服を指しています。 Public Domain 中でも通称ウッドランドカモフラージュと呼ばれる陸軍仕様のものが広く知られていますが、ジャケット、パンツともに同型をベースとしつつ各軍・各隊の用途に合わせて様々な迷彩パターンが採用されました。 Public Domain 特に1990年以降は戦地の環境が都市部へと移り変わったことに起因し、通称ティーパターンカモフラージュに代表される多くの「都市型迷彩」が開発されています。(つづく)
連動企画が出揃いました!
投稿者 : 白水健寛 on
林業従事者のユニフォームをイメージし、3つのモデルからなる連動企画【Buffalo Lumber & Hardware Co.】シリーズが遂に出揃いました。トータルコーデはもちろん、それぞれ単体使いでもしっかりサマになる王道的アメカジアイテムとなっています。 22S-PMC1-SPrice: 5,940yenSize: FREEMaterial: Cotton 100% / Polyester 100%Color: Black, S.Blue, Beige 22S-POES1Price: 20,900yenSize: S, M, L, XL, XXLMaterial: Cotton 100%Color: Black, Brown, Beige, D.Sax 22S-PT3Price: 6,380yenSize: S, M, L, XL, XXLMaterial: Cotton 100%Color: S.Black, Mustard, White
The Artsを語らせて Part.3
投稿者 : 白水健寛 on
勝利の女神として伝えられる「サモトラケのニケ」、日本を代表する木版作家・棟方志功の「不動明王図」、世界の枢軸と囁かれる秘密結社「フリーメイソン」、疫病封じの妖怪「アマビエ」、3メートルの宇宙人としても知られる「フラットウッズ モンスター」などなど各国の芸術作品、あるいは各地に根付いた民間伝承まで様々なモチーフをコラージュし、その名の通り「纏う芸術」を体現しました。 ぜひ皆様もこのカオティックなコラージュからいくつのモチーフを見つけられるかトライしてみてください。もちろんアイテムのクオリティも盤石です。往年のヴィンテージハワイアン同様にレーヨン100%で仕立て、リゾートムードを盛り上げるリラキシンなサイジングにまとめています。 22S-The ArtsPrice: 17,380yenSize: S, M, L, XL, XXLMaterial: Rayon 100%Color: Black×Yellow, Brown×Off White, Navy×Fresh, Burgundy×Pink
The Artsを語らせて Part.2
投稿者 : 白水健寛 on
メイグスはニューメキシコへと移住する1950年代初頭までの約20年の間に、300以上ものオリジナルパターンを考案していますが、とりわけ「ホノルルのビショップミュージアムで観たゴーギャンの作風に影響を受けた」と、後のインタビューでも語るほどゴーギャンに一際心酔していたことが読み取れます。 Paul Gauguin(Public Domain) Paul Gauguin『Woodcut with a Horned Head』(1898–99 Public Domain) ゴーギャンは19世紀、当時フランス領だったタヒチを題材に多くの版画作品を残していますが、彼が主題として掲げたのはプリミティヴィスム、つまりは現代的な文化様式とは異なる原始的で未開発なライフスタイルに真理や美を見出したワケです。 そんな「ゴーギャンウッドカット」をベースにデザインした【22S-The Arts】にも我々なりのプリミティヴィスムとユーモアが宿っています。 (つづく)